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欲の塊

嘘とか人を騙すって結局なんなの〜

ブログ書くのは久しぶりですね。テキストサイトのデータが飛んだのでこっちに戻ってきました。ここ半年ほど精神的にまずいので今回はおもしろ要素のないぼやきとなり、オチ無し陰鬱文章がお好きな変態さんにおすすめします。

 

 

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言葉とは思考回路という過程を経た結果のこと。自分以外の人間の思考回路はトレースできないから、他人がどんな意図でその言葉を発したのか真意を確かめるすべはどこにもない。結局のところ世界は主観でしかない。

 


「その言葉が嘘かどうかはその人の行動を見ればわかる」と親から教えられてきたが、「行動」を判断するための指標は、やはり最終的には自分に委ねられている。

 


気づいたら自分の直感だけを頼りに判断するようになっていた。

 


「お仕事お疲れ様、今日も頑張ったね」

こんなねぎらいの言葉ひとつにも

 


「心から言ってくれてるな」

「俺のほうが疲れていると内心思いながらも礼儀として言っているな」

「なんの心もこもっていない、空虚なあいさつだな」

 


などと直感で察知して

 


「(お疲れ様とか思ってないなら言わなくていいよ。嘘つき)」などと思ってしまい

我ながら非常に面倒だと感じる。

 


判断基準が自分の直感でしかないため

友人からは「究極のエゴイストだよね」と言われたが、

「最終的に主観の世界なんだからしかたなくない?今自分が知覚している世界が夢じゃない証明なんてだれができる?親友の存在もあたしの妄想かもしれないし…。」と反射的に思った。

この広くて狭い世界で頼りになるのは自分の直感だけなんだよ。

 

 

 

 


ところで、

「嘘」とは「人を騙すために使う事実と違う言葉」のことである。

どこからどこまでを「嘘」とするかは都度変わると思うが、「人を騙すために」使う言葉という基準は常に軸として使いたい。

 


いつしか、調理されていない素材のままの、地面から掘りたてのサツマイモみたいに土がたくさんついているままのような、

剥き出しの感情しか「本当」だと思わなくなっていって

 


きちんと洗ってふかして大学芋に調理したあとの綺麗に整えられた感情は「嘘」だと思うようになってしまった。

 


言い方を考えたり見せ方をよくしようとするのは健全なことだけど、それはなんのため?

 


「私にもっと仕事を頑張らせたいから?」

「作品を作って欲しいから?」

 


それって私のこと騙そうとしてるよね?

 


瞬間すべてが色褪せちゃって、

急速に全部つまらなくなるの。

 


本当にどう思ってるか塊のままぶつけてくれ。

ちゃんと受け止めるから。

 


おかげさまで、気付いたら、

友達はまっすぐな人ばかりになっていた。

そうじゃないと、私が付き合えないから。

友達には心から感謝しているし、救いではあるのだが−−−−−

 

 

 

上記すべて、

自分の直感で断じているに過ぎない。

そこがエゴイストたる所以なんだろう。

 

 

 

また自分自身、他人に言いたいことを言うことが苦手なため、この理屈で言うなら私は大嘘つきである。

 


占いの先生に言われた。「魚座は周りの人とチューニングを自動的に合わせてしまうから、家に帰って一人にならないと自分の感情が出てこない」と。

 


そうではない魚座もやまほどいるだろうが、こと自分に関しては満点で正解の分析であった。その人が思っているであろう「ひなちゃんってこうだよね」に擬態するよう努める。

これは反射神経だから自分の意志は関係ない。

 


なぜそのようになったのだろうか。

答えはひとつしかない。自分を守る為だ。

 


コンサータがあれば苦手な気分のハイロー調整もうまくできる。元々人間関係は不得意だし気持ちの自己表現は大の苦手分野だ。

ヤク漬けになり、社会で与えられた”役”をこなし、そうやってなんとかしているんだ。

 


だからツイッターやら文章で殴りつけるように書いてしまうんだな。

ますます自分が嫌いになっていくぜ。

 


以上まるごとわかってくれる人

いないかな。

 


王子様を待ってるってこういう気持ちなんだな。お金もいらんしロマンスもいらん。

イケメンでなくてもいい。どうでもいい。

ただわかってくれればよかった。

 

 

 

気持ち悪い女。

インシュレーター大作戦その2

 

あれからどうなったかというと。

※詳しくは前回の記事をご覧ください。


インシュレーターとは、スピーカーを浮かすために敷くやつです。共振を抑えたり?することで(別の人は物の持つ周波数を変えることで、とか言ってた)微妙に音を変えるとか変えないとか。

スピーカーの下になんか敷くと良い意味でも悪い意味でも変わるのは確かです。物理の時間は寝てました。わかりません。

今回、友達の彼女が持ってきてくれた謎のスピーカースタンドと、小銭で前回の続きをやっていきたいと思います。

 

さて、レコーディングエンジニアになった友達が作業場に来てくれたので一通りモニター環境についての悩みを相談しました。

「キックの芯がない。中低域がぼやける。なんか変だ…」と。

 

一通り部屋を見てくれて、

「たしかに中低域がぼちゃっとしてるな!150〜200Hzがぼやぼやだし、キックもっと出したいねえ」と言いました。

 

それでは、まず小銭を敷いてみます。

「俺が部屋で試してみて一番これだって思ったやつ」「マジ小銭最強だから」と自信満々なミラクルなそれは1円玉2枚で5円玉1枚を挟んだもの。

f:id:superhina:20200516052307j:image色々あってコンプ直置きです…

とりあえずこれを4点で下に敷いて聴いてみると


「キック少し存在感出たね。」

「悪くないけどなーー…」

 

びみょ〜〜〜な感じ。

 

まず使ってるスピーカーのADAM A5X自体が低域にクセあるんだよなースピーカーの背後の窓のカーテンを閉めて、壁に吸音材を貼ったほうがいいな…

というルームチューニングの話になってきて

 

やっぱりインシュレーターだけじゃなくてもっとトータルで考えなきゃダメよね…」と思いました。というわけでその辺の話はまた後日すると思います。適切な吸音が大事。らしい

 

さて、友達が持ってきた謎のスピーカースタンドを試してみました。

f:id:superhina:20200516060331j:image配線きちゃない
「おおっ」

「奥行きがでた!」

「定位感がかなりよくなったな」

 

「でも低域はよくならんね」

 

そう、定位感(どこにどの楽器があるのか、みたいな感覚。ギターが右にいるとかボーカルは真ん中とか)はかなり表現豊かになったのですが、低域の改善はありませんでした。

 

「いやーーーーでもADAM自体低域の表現苦手な気がするから。ていうか、このサイズこの価格帯(ペアで10万円近くしたのにw)で80Hz以下が出るスピーカーなんてほぼないから!」

 

となると、サブウーファーに手を出すのか…?という話になるのですが、あまりにも沼すぎて怖気ついてきた。なにこの底なし沼。少しずつ買い足して、やっとまともな作業場風になってきたな〜と思っていたが、道のりはまだまだ続いていますね。

まあもう今年はオシャレに金はかけない覚悟なんで卍

 

話を戻して、次はナットのみで聞きました。

f:id:superhina:20200516052839j:image

「ペチペチ言う気がする…」

「アタックでるね」

「でも定位感はさっきのほうが全然いいね」

 

ということで今回の優勝は

スピーカースタンドになりました。

f:id:superhina:20200516052858j:image

やはりスピーカーのために開発されただけあって音はよかった。商品を信じろ。

 

ちゃんちゃん♪

 

というわけにはいかない。そう、スピーカースタンドを立てたということは高さが変わるということで、耳の高さにあったものが高さが変わるわけです。つまり椅子の高さを変えなければいけないのだ。

 

ナヌッ

 

しかしうちの椅子はもうこれ以上高くならないのだ!

友達に言われた。「買い換えろ」

 

そしてさらに、スピーカースタンドはもちろんいろんな会社からいろんな商品が出ていて、その中からさらにお気に入りを見つけなければならないのだ。

 

ナヌーーーーーーーー!!!!!

 

というわけで今いろんなスタンド見てます。オススメ情報常に募集してます。みなさん助けてください。

 

はい、椅子も買い換えます。

ちなみにいいやつ、14万とかしてドン引きした。オススメの椅子情報も募集しています。

二日酔い対策も募集しています。

吸音材も断熱材も買います。

給付金でな!!!!!!!!

 

そして友達が一言

 

「ていうかケーブル全とっかえするのが1番音変わるよ」

 

「自作がコスパいいよ」

 

「とりあえず部屋にあるオーディオケーブル全部、とっかえようか」

 


次回!ケーブル自作編!

 


明日はどっちだ!

 


※前回の記事で色々オススメしてくださったんですが時間が足らず全てサルページできませんでした。すみません。また吸音材貼る時とかに試します。

インシュレーター大作戦

お久しぶりです。雛です。

 

最近Twitterも更新も少なくなにしとったんやと思うかもしれませんが、コロナ中はひたすら環境整備と、基礎の見直しをしておりました。

 

たった先ほど、作業部屋を自宅から引っ越しました。機材も増えてきたので手狭になってきたのでした。

Twitterにも載せましたが、可愛らしい部屋になりました。

f:id:superhina:20200512200915p:image

電子工作もできるように塗装なども一通りできる部屋です。

これを機にモニター環境の見直しをはかりました。

聴こえる音にズレがあるとミキシングした音ももちろんずれるし、完成予想図を立ててアレンジをすることも難しいですよね。

 

さて、AudioI/OをAntelope Discrete8にしました。とろみのある音がすきです。色気がある気がします。気がします。オーディオは最終的には「気がする」にウン十万かけるようになるジャンルなのでこれで良いのです。

スピーカーはかの有名なADAM A7X…ではなくADAM A5Xです。

 

なんだか相性が合わない気もするけど買い換えるお金がないのでしばらくはこのままです。

 

録音のためにdbx160Aというコンプレッサーも買いましたが(超安価で譲ってもらいました)これはまた後日お話しします。

 

さて、元々技術的なことがとにかく苦手であまり向き合ってこようとしなかった私ではありますが、そんな事は言ってられないと思い、色々自分なりに調べて、作業机を完成させよう、そう思い至りました。機材がよくても配置が悪ければだめらしいので。なんで〜〜お金で解決したい〜〜やだ〜〜〜

 

こっからはすごく繊細な音の世界ですが読んでやってください。

 

スピーカーなんて直置きでよくね!?と思ってたんですが、どうやらそういうわけにはいかないらしい。下になんか敷かないとだめだろと怒られました。この「下になんか敷くやつ」をインシュレーターといいます。

友達に言われました。「そんな下になんか敷いただけで音が変わるわけね〜じゃん!オーディオオカルトだよ!」と

実際どうなんでしょう。

さっそくやってみましょう。

 

まずスピーカーの置く位置を決めました。机のサイズをはかり、センターをきめ、なんかいい感じになるように置いて、またはかって、左右対象にします。

そして、なんかいい感じになるようにスピーカーの角度を内向きにします。

「なんかいい感じに」ってなんやねんと思われるかもしれませんが、うまく説明できない。中心の音が大きくなりすぎないように、左右に音が逃げないように、重てえ〜〜〜と思いながら動かす作業です。

 

さて、センターから43cm、そして2.5cmの角度をつけました。

 

ここからがインシュレーターの深い深い沼でした。

 

というのも、高いものは8万も9万もするものだからです。(もっとするかも…)

あんな耳アカみたいにちっさいのに…。

 

もちろんそこまでお金は今はかけられないから、ダイソーで色々買ってみることに。

ガラスの箸置き、ゲルマット、陶器の容器など。

それらに加え、なんとなく買ったAudalexのスピーカー用マット。

 

これらを組み合わせて、環境作りを更に追い込んでいきます。

 

まずガラスの箸置き。

置くと音が云々以前にぐらぐらする。

「スピーカー落ちるやん」

ということで不採用になりました。

 

次、ゲルマット。アタックがぼやけるというか、変なとろみが。例えるなら、片栗粉を入れすぎたような音がする。これもなし。

 

次、陶器の容器。に行く前に、Audalexのマットを敷きました。

「なんか低音がすごい曇った…」

 

一緒にいた友達も言いました。「なんかすげーこもったね」と。

でももしかしたらよくなるかもと思い陶器の容器を上におきました。

f:id:superhina:20200512200759j:image

「なんかすげー変な音する!!!」

美味しい料理にはちみつを入れすぎたような音がする。合わない色のアイシャドウを塗って目が土偶色になったみたいな音がする。うまく低音がどうなって高音がこうなってとか言えないけど、絵の具と絵の具を混ぜて残念な色になった、そんな音がする。うねり?みたいな。微々たる差ではあるけど気持ち悪い。これは…やめ!

なんで?なんでこうなるの?

 

じゃあ陶器の容器だけにしてみたらどうだろう?

 

「なんか…変…キックがひっこんでる」

「てか直置きが一番マシだったよな」

「直置きでよくない?もうめんどいよ」

「やっぱりインシュレーターなんてオーディオオカルトなんだよ」

「そんなことないよーだって直置きめっちゃキック固いじゃん…。スピーカーの接地面との共振で音が変わるの、あると思うけどなあ。」

そう。直置きは、塩味を濃くしすぎた焼き鳥みたいな、濃縮だしなのにストレートの配分でぶちこんでしまった煮物のような、おいしいんだけど、味濃い、三口くらいしか食べられない、そんな音がする。

しかし、もう休憩したくなってきた昼下がりの午後3時。

 

「いや、ホームセンター行こう」

私は決めました。こうじゃない気がすると思ったら最後まで試そう。

 

西日がキツくなってきた午後4時に夕陽に向かって歩き続けて着いた。よくアマチュアのモニター環境に登場するコンクリートブロックを買おうと思い店員のおばさんに聞いた。「コンクリートブロックどこですか」「あー表に置いてありますよ」

表に行ったがない。若い女店員に聞いた。「うちでは取り扱ってないです」取り扱ってないんか〜〜い!!!仕方ないのでナットと滑り止めマットを買って帰った。

 

帰宅即作業。その前に…

 

「てかなんでスピーカーのボリュームMAXなの???」

 

という指摘が。たしかに…いつのまに?

「気づかなかった…これじゃ音変わっちゃうじゃん。スピーカーのアンプの味付けがされちゃう」

 

スピーカー側のゲインを0dbに戻して聴いてみる。

 


「すげ〜素直な音になった!!!」

「わたしなにやってんだよ〜〜〜!!!」

 

迂闊だった。アホだった。死にたかった。全然音が違った。あの子可愛いけどメイク濃すぎじゃない?みたいな音が適度なナチュラルメイクになった。そんな感じがした。

 

「これもうよくない…???」と思ったけどせっかく買ったんだからおくことにした。

 

ナットを3点で置いてみる。

 

「…正解じゃない?」

「うん…同じこと思った。」

 

うまく言えないけど友達も同じ感覚だったから間違ってない気がする。腑に落ちた感触があった。あ、正解これだわっていう。

もう語ることはない…お疲れ様…酒でも飲もうや…と思ったが、私はある可能性から目を逸らすことができなかった…

 

「スピーカー、かなり机のギリギリはじにおいてるし、滑りやすい机だし、地震来たら落ちるんじゃないの…?

 

震度3でもすってんころりん待ったなしであろう滑りの良さである。これはリスキーすぎる。ということで滑り止めマットを敷いてみたが。

f:id:superhina:20200512200831j:image

「なんか………アタックが飛んだ…」

「アタックが少しこもったね」

 

ヘッドホンと聴き比べてみる。

 

「アタックがこもったね。少しだけど…」

「いや…でもナットだけだと地震来たら終わるよ。妥協もいるよ。バランス考えてこれがベストだよ。」

 

ん〜〜〜と思ったが仕方ない。

ある程度机が悪い気もする。こんな滑りやすいつるつるな机にしやがって!

 

「今日は店になかったけど、コンクリートブロックを試してみたいと思うんだけど」

「そしたら高さが変わっちゃうじゃない?椅子の高さ変えてみようか?」

スピーカーは原則耳の高さと同じ位置にないといけない(らしい)

というわけで椅子の高さを変えようとしたが、これ以上あがらない。マックスだった。

 


「椅子、買い換える…!?」

 


インシュレーター大作戦!

明日はどっちだ!

誰でも音楽が作れる時代

最近は音楽のことをよく呟くんですが、一番大きな理由は発信してないと私が曲を作ってるという事実が不透明になるからです。私は本来は歌うことに全く興味がないタイプの人間ですし、歌手としては全く価値がないでしょう。アイドルと思われる事が多いのは吝かではないですが、こんなにデブで可愛くないアイドルがいてたまるかと自分でツッコミをいれてしまいます。誰が好き好んでこんなアラサー女を神輿に担ぐのかと。

しかしパッと見自分でDAWを弄っていると誰も思わないことも事実でしょう。

よほど音楽好きの変態でない限り、制作についてのマニアックな呟きは興味を持たれないことは私もよくわかっているんですが、アイドルだと思われても困るので自らの音楽制作や、聴いている音楽については今後はきちんと発信していきたいなと考えております。

さて、今更なんですが最近StudioOne3からStudioOne4.5にアップデートしました。本当に今更ですが、今までは3で事足りていたものがなんだか急に物足りなさを感じたんです。

StudioOneとは愛用しているDAW(パソコン上で曲を作るためのソフト)要はピアニストにとってのピアノのようなものです。これがないと曲が作れません。

今はちょうど友人の家で制作合宿的なものをしていて、Twitterにも載せましたが(音質が悪く申し訳ないです)spliceでダウンロードしたサンプルのみで曲を作る試みなど実験的な遊びをしていました。spliceとは月額サンプリングサービスで、月額料金を払うことで膨大なサンプルから好みの音色にアクセスして自作曲に使えるサービスです。安価なのに、サンプリング音楽に付き物の著作権の問題はクリアしているところが画期的とされています。クラブ系のコンポーザーの大半は使っていると思います。

存在は知っていましたが今回改めてガッツリ使用してみようと思い、友人が指定したサンプルを使い制作をしました。

音質が良いものが多く、ほしい音は調べれば大体出てくるので、組み合わせれば誰でもそれっぽい音楽を作ることができます。

はっきり言ってこんな環境が用意されて曲が作れない人はいません。iPhoneDAWをダウンロードして、適当にサンプルを貼りつけて、可愛い顔の女に適当にゆるいラップを歌わせてYoutubeにアップロードしましょう。これで簡単にアーティストを名乗れるでしょう。

また、StudioOne4の新機能もかなり最先端で、オーディオからコードを解析することも、指定したコードにオーディオを従わせることも可能です。これについては本当に驚きました。今後の制作に大きな影響を及ぼすことでしょう。

オーディオの自動スライスも容易になりましたし、FLStudioのようなシーケンス機能までつき、言葉で書くと専門用語を知らない人にとってはちんぷんかんぷんかもしれませんが、要は極限まで感覚的に曲を作ることができるようになっているということです。

つまりこれからの時代、音楽を作るにあたって必要なものはセンスのみです。

もちろんミキシングやマスタリングについては専門的なスキルが必要ですが、分業でやっているアーティストばかりです。

以上述べた事について、私は危惧もしていないし、嫌な気持ちはありません。むしろ喜ばしい事だなと感じています。私としてもより感覚的に鳴らせるというのは嬉しいですし、コードの解析が容易になったことも、その後ライブ用にコードを起こしたりする作業が格段に楽になりました。

DAWはもはや楽器ですね。これで本当にStudioOneと完璧に連動する演奏用のハードがあればライブがとても楽になるのですが(笑)

というわけでセンスがあれば誰でも音楽家を名乗れる時代になりました。しかしそれに比例して音の金銭的価値は急速に下がっています。特にYoutube隆盛の今は映像作家は引っ張りだこですが、音楽は付加価値をつけないと価値がつきません。CDが飛ぶように売れていた時代こそ異常で、今は正常に戻ってきたというだけなのかもしれません。なぜなら音楽とは元々体験でしか聴けないものだったからです。録音技術が生まれたのは歴史的にみてつい最近のことです。ライブで稼ぐというのはあるべき姿でしょう。

私のような変態音楽オタクには肩身の狭い時代になってしまいました。音楽理論なんかやる意味はありません。センスで作れる時代ですから。よくわかっています。しかしそれでも学ぶ理由は、好きだからです。変態でしょう?

かといって自分が真人間になることは不可能で、この変態性こそ自分のウリです。ビジネスと捉えた時にこんなピーキーな女まあどうしてくれようと思いますよね。私なら困ります。

さて、自分自身売れるかどうかは傍に置いといて、音楽がフリー素材化している現在でどう生きるかは向き合わないといけないことですね。

音楽の市場価値は今後もしばらく下がり続けるでしょう。しかし、投資的な考えで言うと下がるということは上がるということでもあります。私はそのボラティリティに期待しています。というのは、これからの未来で何がどう価値になるかは誰にもわからないことだからです。

などとそれらしいことを申し上げましたが、正直どうなっても気ままに過ごします。市場価値なんてどうでもいいことです。他の仕事して過ごしたっていいんです。だって、楽しくなかったらとっくにこんなこと辞めてますよ。

「この音にこのプラグイン挿してこのつまみ弄ったら超変な音になった〜!きゃっきゃ!」って言いながら死にたいです。

私は自分自身のために音楽をやっているのであって、ファンの方達のために音楽をやっていません。感謝はありますが、恩は作品と生き様で返します。私は好き勝手に生きるので、皆さんも好き勝手に生きてください、と思っています。

そう言語化できるようになってから、無理に刺しに行かなくてもいいのかなーなんて、少し解放された気持ちになりました。というわけで、今後の曲も楽しみにしていてくださいね。

引き続き、よろしくお願いいたします。

あの頃のライブは本当にライブという呼称で適しているのでしょうか

 


私ずっとあまりライブって好きではなかったのね。観客からしたらずっと立っていなければならないじゃないですか。もみくちゃにもなるし、そもそもチケットを取る労力、会場まで行く労力も考えるとかなりダルいなと思っていて、10代の頃は音源を聴く量に反してライブはあまり行っていませんでした。よほど好きでないと頑張れませんでした。

20代前半はクラブもよく行きましたがそれはゲストで入れるからで、座れなかったらあんな酒臭くてうるさいところに行きたくありません。まあ、楽しい時は楽しいんですけれど…。

最近はそうでもないですが、当時は盛り上がること自体、マイナスな感情で捉えていました。

自分でお金を払うなら、ゆったり観られるコンサートしか行きたくありませんでした。

それが一転ある時を境にライブに行くようになりました。そう、地下アイドルを知ってからです。

チームしゃちほこには一時期全通していたのは、女性限定エリアがみんな顔見知りになって内輪で盛り上がれるようになったからも大きかった気がします。なんだか学園祭みたいで面白かったのです。多くのオタクはアイドルの子に覚えられようと自己表現をしていて、これはなんだか今まで見てきた音楽のライブと様子が違うぞと思ったものでした。

そのあとBELLRING少女ハートに行くようになりましたが、更にその異様さは際立っていました。ライブは基本的にアーティストから受け取ったらそれで終わりですが、当時の地下アイドルシーンは、遊びまくってた気がします。自己表現と自己表現のぶつかり合いみたいな感じで、あの頃はシーン全体の熱量が半端ではありませんでした。私はその熱量をすきになった。あんな膨大なエネルギーは、生きていてそうそう触れられるものではないでしょう。

あんなに人が感情を剥き出しにして泣いて笑って傷ついて苦しんでもがく様をエンターテイメントとして受け取るのはなんだかいけないことのようにも思えました。しかしそれがクセになりました。ただ、それゆえに、あれらはアンダーグラウンドのままでよかった気がします。

地下アイドルのシーン全体をとおして、なんとなく感情の発露としてその場その場で生まれたものが形骸化して、ある頃から急速になんにも面白くなくなってしまった。見たいものはそれじゃなかった。冒頭で言ったとおり、ただ人が暴れ騒ぐ様なんて不愉快。叫ぶパートだから叫ぶだけなんて、そんなの………。

地上のしっかりしたアイドルさんの"コンサート"を観る方がよっぽど可愛いです。

立ってる脚がまた少しずつ疲れていくようになりました。

自分自身地下アイドルをやってきたけど、自分にはあんなに追い詰められて追い詰められて追い詰められた人間がもがき苦しんでる様が美しい、そんなライブは出来なかったし、そうこうしてるうちに時間だけがたってしまった。

私にとってライブとはなんなのかを問われるとあの頃の一瞬の火花、そこから生まれた膨大なエネルギーでした。

それまで私はずっとゆったり観られる"コンサート"しか好みませんでした。

しかし、果たして私が愛したあの頃のライブは本当にライブという呼称で適しているのでしょうか?

最近は仕事柄、色んなライブを観るようにしていますが、本来はもっとあっさりしているのですよね。観客はもっと真っ当に楽しみに来ているはずです。「そうよね、これがライブよね」と思います。cyberMINKとしての活動ではそれを遂行すべきですし、どんどんドライな視点で見られるようになってきました。やるべき事は明確です。

だからあれは全く別物の現象だったのです。とても局所的な現象に遭遇してしまったのでした。今ならそう思います。当時は若すぎて何も分からなかったけれど。

私は自分自身があんな表現をしたいとは思わないです。というか、できませんし、そもそもあの表現は、若い女の子が追い詰められた末の断末魔みたいなものですから、不可能です。cyberMINKでやるべき事はもっとほかのルートで正解を探り当てていきます。

単純に、あの頃は楽しかったなあという話です。

昔の話ばかりしていても仕方ないですけどね。私はこれからを作っていく側ですから。それは今後の活動で見届けてくれると嬉しいです。

それでは最後までお読みくださりありがとうございました。また。

誰のせい?

 


最初の音楽体験とはやはり、親が聴く音楽をなんとなく聴くということじゃなかろうか。母は織田裕二がすきだった。ゆえに5歳までに聴いた音楽の記憶は織田裕二一色である。私の歌がイマイチなのは織田裕二のヘタックソな歌を聴いて育ったからだし、私の英語の発音がどうにもカタカナなのは織田裕二のヘタックソな英語の発音を聴いて育ったからだ。アイラービューベーイビー。オーバーザターボー。彼は本当にこのまんま発音する。私も英語力がないので察してほしい。どれもこれも全部織田裕二のせいだ。「ぜんぶ、君のせいだー!」某アイドルグループが出てきてからそれを皮切りになのかわからんが、一時期全てを君のせいにする曲が地下で多発した。ぜーんぶー君のせいにしてー、とか、ぜんぶ君のせーいよー、とか、ぜーんぶぜーんぶ君のせいだー、とか、この辺全て当時の地下アイドルの曲。どいつもこいつも歌詞でぜんぶ君のせいにしていた。人のせいにするんじゃないよ全く。こんなに責任転嫁されて、"君"が気の毒すぎやしないか。知らんけど。それは置いといて、この界隈売れたものに影響されすぎ右に倣えしすぎである。さて、この"君"の部分、人それぞれ当てはめるべき人間が無数に存在すると思うが私はひとりしか思い浮かばない。ぜんぶ織田裕二のせいだ。合コン未成年飲酒もぜんぶ、ぜーんぶ、織田裕二のせいだ、この世界はまるで地獄だね。ああぜーんぶ、ぜんぶ、織田裕二のせいだ。お金がない!のもラヴソングを歌えなかったのも、ぜんぶ織田裕二のせい。ところで、あなたが君のせいにしたいのは誰ですか?よろしければ、お聞かせください。

ヒゲ

男の人のヒゲを抜くことがすきだ。
短い伸びかけの毛。濃い人なら朝剃って夕方の青い感じ。普通の人なら3-5日くらいの感じの。短いひょっこりはん、憎めないハニーだ。
あいつらを先の細い毛抜きで引っこ抜く。先の細い毛抜きじゃないとだめだ。アレじゃないと快感指数が下がる。しっかりキャッチして、グググ…っと感触を確かめ、ああ、キテるキテるよ今この辺だよ、まるで仮装大賞の採点の時のようにボルテージが上がっていき、
テッテッテッ…
テテテッ
テッテッテッテッテテテテテテーンテテテーンテテテーン!と盛大にファンファーレが鳴り響くその時、収穫する。濃いヒゲの人がいいな。豊作だと嬉しいから。

毛根や汚れのニュルリとしたオタマジャクシのようなきったねえ副産物をズルズル引き出すのがたまらん。血管が切れて奥から血が出てきたときはいよいよヤバイ。濡れる。どこがとは言わないが濡れる。若者言葉でいうと…エチエチ?エッチコンロ点火?エチチチチチチ?とでも言うのだろう。あの引っこ抜く瞬間はまさに点火。さながら俺は毛抜き界のマスタング大佐。バーストさせるぜ、ベイブレード。このブレード(毛抜き)は俺の分身。力の限り燃えろまわれBurning Soul。ウォウウォウイェーイ。

さて、最近ヒゲを抜く機会に恵まれず、というか相手がおらず、わたくし雛の三大欲求食欲睡眠欲毛抜き欲のうち、最後に挙げた毛抜き欲が限界に達しつつあった。毛抜き風俗があるならかけこみたい。もう誰でもいい。お前のヒゲを抜き散らかしてやろうか!!!
そんな折、実家に帰る機会があった。そう、つい最近ラジオの仕事のため名古屋に赴いた時だ。私は名古屋生まれ名古屋育ちの名古屋嬢であり、名古屋に家がある。ホテルを取らずに実家に泊まった。

お気づきだろうか。
あるんだよここには。ヒゲが。

父だ。

私の父は居間で寝てしまうクセがある。そう、寝ているスキを襲ってしまおうという魂胆だ。完璧だね、コナンもびっくりである。ソファで大口開けて寝ている父。口が臭いぞー。わあ、眉毛から長い毛ぴょんぴょんしてる。耳からもよくわからん毛が飛び出してる。ついでだから抜いちまえ。鼻毛も出てるから抜いてやった。

父「う〜〜〜」

明らかに苦しそうである。でもまだいける、まだ寝てる、いけるいける攻めろ!オフェンス!俺はフォワード!

ブッチブチ抜いていく。ティッシュにいい感じに山盛りになってきた。大豊作である。毛の価値の暴落だけが心配だが、とにかくいまはこの久々の毛抜きランデブーを存分に楽しもうじゃないか。父よ、今しがた我慢してくれ…

と浸っていたその時父がパッと目を開けキレた。

痛えなお前ふざけんじゃねえぞ!!!!
痛え痛えと思ってたらお前か!?!?!?
殴られてえのか!!!!!!!

ブチギレである。攻めすぎたようだ。
やっちまったね!
キレながら彼は自分の部屋に戻っていった。

テヘヘである。怒らせちゃったけど余は満足じゃ。これならしばらく毛を抜かなくても大丈夫だな。父に感謝、親に感謝、産んでくれてありがとう、育ててくれてありがとう、毛を抜かせてくれてありがとう。

さて、感謝もそこそこに考察に入るが、なぜかヒゲじゃないとダメなのだ。自分にないものだからかな、ヒゲじゃないとしっくり来ないの。しかしパートナーがいても拒否されることは多い。やっぱり痛いから嫌だと男は言う。まあそうだよね、私も痛いのは嫌だ。やっぱり毛抜き喫茶、毛抜き風俗は必要なんじゃないかとひしひし感じている。新たなビジネスとしていかがでしょうか。接客業に新たな風をふかそうじゃありませんか。経営者様方一度お考えください。

最後に。農家として、畑耕しヤーとして、男性のタンパク質の成れの果て、男性ホルモンの産んだ恵である伸びかけのヒゲを愛していることを読者の方々に伝えられただろうか。ところで、ヒゲを抜くことは、皮膚にとても悪いです。毛抜きで処理をしている方はできることなら肌負担の少ない髭剃りでご対応なさった方が、いいかと存じます。

でもヒゲ抜きってほんと、気持ちいいんだよなーーーーーーーー!!!!!!困ったもんだよ!!!!!!!!!!!